2018年02月12日

575 探訪あいち あいち航空ミュージアム見学サイクリング

★2018年2月3日(土) 晴

 今回の探訪あいちは、塩付街道、飯田街道、稲置街道を経由して、昨年2017年11月30日、県営名古屋空港にオープンした「あいち航空ミュージアム」を目指すサイクリングです。

 パロマ瑞穂スタジアムに集まった参加者は、高浜の石川さん、久戸瀬さん、かむひあ~さん、つくさん、幹事の計5人です。

 午前8時15分、ミーティング後出発。
 最初は、塩付街道を行きます。

 江戸時代の中頃まで、現在の南区星崎町一帯では塩を作っていました。その塩を信州へ運ぶ道として使われた塩付街道。南区に汐田町、塩屋町、浜田町、浜中町、元塩町、上浜町、前浜通など、塩や浜の付く地名が多くあるのはその名残でしょう。
 名古屋女子大学の西、汐路町の裏道沿いに残る二本松は、旧街道の趣きを伝えていいます。
 名古屋市大病院の北東角には地蔵堂があります。ここを東西に通る道は、熱田神宮へ向かう「みや道」と言われた街道でした。

 白山社の東脇を北進します。古い建物が残る狭い道は、古道の風情を醸し出しています。
 マックスバリュー近くの歩道には、俵に詰めて塩を馬で運んだ「中馬(ちゅうま)」を描いたプレートが埋められています。
御器所通を横切ってさらに北に進むと、飯田街道にぶつかります。ここを右に曲がれば信州へ向かいますが、私達は左折します。
 飯田街道のアーチを潜って、道なりに行けば名古屋市の中心街に出ます。もちろん、その先には名古屋城があります。

 広小路通、錦通、桜通を横切って、国道41号線の清水付近から、稲置(いなぎ)街道へ。
 名古屋城下と犬山を結ぶ街道で、当時、犬山の地が「稲木」または「稲置」と呼ばれたことから、その名が付いたといわれます。「犬山街道」「木曽街道」「上街道(うわかいどう)」とも称されます。
 清水街園の前に稲置街道の道標が建っています。案内板には、「稲置街道は、名古屋城と尾張藩付家老、成瀬氏の居城があった犬山(旧稲置村)を結んでいた街道で、楽田追分までは上街道(木曽道)と同じルートだった。」とあり、道標の南面には「至 志水」、北面には「至 犬山」と刻まれています。

 ブルーノのミニベロのつくさんが、「嫁さんの実家がこの辺で、近くに久国寺がある」と言われました。
 そこで、当初予定になかった久国寺に行くことに。そこには、「芸術は爆発だ!」で名高い岡本太郎が1965年に制作した梵鐘があります。その「歓喜の鐘」は、上部に無数の角が突き出した独創的な形をしており、下部には瞑想する仏、動物や魚、妖怪など森羅万象が表現されています。「TARO」と刻印されており、何となく「太陽の塔」を連想させます。

 塩付街道もそうでしたが、街道沿いには神社や地蔵、馬頭観音が点在しています。
 交通手段が安全かつスピーディーになった現代と違い、当時は危険も多く、命がけの旅でした。旅の安全を祈願する必要があったのでしょう。

 道なりに真っ直ぐ走り、矢田川・庄内川に架かるふれあい橋を渡って、さらに北上。如意を右折し、如意住宅北を左折して北に進むと、春日井側の「エアフロントオアシス」です。
 ここでは着陸する飛行機を見ることができます。

 航空自衛隊小牧基地を左手に見ながら県道名古屋犬山線を走り、南外山交差点を左折してしばらく進むと、小針公園・小牧側の「エアフロントオアシス」です。ここからは離陸する飛行機が見えます。小高い丘の上には、女満別、札幌、仙台、松山、福岡、那覇など、かつて名古屋空港から直行便が飛んでいた地名が刻まれています。

 進路を南に変え、「航空館Boon」へ。
 豊山町立の航空機関系の資料館です。
 それほど大きな施設ではありませんが、無料なのが良いところです。
 実機2機が展示されています。三菱MU-2A3号機は昭和38年製のレトロな雰囲気のプロペラ機です。ヘリコプター「あさづる」は中日新聞社が使用していました。

 午前11時過ぎ、あいち航空ミュージアム到着。
2階の受付で千円を支払いました。チケットには「搭乗券/Boardinng Pass」と記載されています。一緒にもらった名機100選カードは「三菱MU-2ビジネス機」でした。飛行機オタクのかむひあ~さんは、「何で実機の写真じゃないんだ」と。
 エントランスゲートを通過すると、日本の航空史に名を残した100機の飛行機の精密模型が展示されています。戦時中の飛行機は皆プロペラ機だと思っていましたが、ジェット機も製造されていたとは驚きでした。

 館内の至るところに飛行機の座席が置いてありました。座って休憩することができます。いかにも航空ミュージアムです。よく見ると傷んで汚れているイスですから、実際に飛行機で使われていたものだったのでしょう。

 屋上階は開放的な「展望デッキ」になっていて、県営名古屋空港の滑走路を眺めることができます。セントレアができる前なら、国際線、国内線と多くの発着便を見ることができたでしょうが、今はLCCのFDA(フジドリームエアラインズ)の離発着しか見られません。せっかくの展望台施設もちょっと寂しい感じです。
 高級そうなカメラと望遠レンズで撮影していた年配の男性に集合写真を撮ってもらいました。
 「サイクリングですか」
 私達の出で立ちを見て言われました。
 「どちらからですか?」
 「皆ばらばらですけど、出発は瑞穂公園からです」

 1階フロアには実機が6機展示されています。YS-11、MU300、MU-2、MH2000(ヘリコプター)など。
 2017年5月まで航空自衛隊の輸送機として活躍していた国産旅客機YS-11をバックに、案内係の男性に記念撮影をしてもらいました。

 「フライングボックス」というアトラクションを体験しました。映像と上下左右に揺れるシートで、愛知、岐阜、三重、長野の空を疑似飛行するというものです。名古屋駅の高層ビル、テレビ塔、名古屋城、名古屋港、伊勢志摩の海、南アルプスの山脈まで、さまざまな風景が楽しめます。建造物ギリギリの高さを飛んだり、名港トリトンの下をくぐったり、渓谷の間をすり抜けたりするような映像は、実際にはあり得ない飛行ですが、アトラクションとしては面白いです。離着陸の際にシートが揺れる感覚も、ちょっぴりリアル。ときおり気持ちがいい風も吹いてきます。定員は22名です。

 「飛行の教室」は飛行機が飛ぶ仕組みをエンジン型のスクリーンで説明してくるというもの。推力、抗力、揚力、重力と飛行機に働く4つの力を映像を使ってわかり易く説明してくれました。

 「飛行機の工房」には、第二次世界大戦における日本海軍の艦上戦闘機“零戦”が展示されています。
機体は1983年(昭和58年)にミクロネシア諸島・ヤップ島で発見された残骸を約2年かけて復元した「五二型甲」。当時の日本の技術の粋を結集した象徴的な機体であるとともに、悲惨な戦争の教訓を語り継ぎ平和への思いを新たにする願いを込めて展示されているものです。
 かむひあ~さんによると、翼などは「張りぼて」だとのこと。

 「(入場料)千円はちょっと高いね」との声。
 「そうですね、500円ぐらいでも良いんじゃないですか」
 展示の内容や施設の規模からして、私もそう思いました。

 ランチは、ショッピングモール『エアポートウォーク名古屋』に行きました。ミュージアム2階とモール2階とが連絡橋で直結する形となっています。
 4階の飲食店街を見て回り、「BABY FACE PLANET'S(ベビーフェイスプラネッツ)」に決めました。オムライス、スパゲティ、パフェなどイタリアンの店です。
 私はランチセットのフワフワ帽子のオムライス(880円)を注文。ごく普通の美味しさでした。

 帰路も往路とほぼ同じルートです。
途中、昭和区桜山付近で、つくさんとお別れ。

 午後3時、パロマ瑞穂スタジアム前に到着。裏道を走り、市街地で信号や交差点が多いので、ストップ・アンド・ゴーの繰り返しになりましたが、皆さん我慢強く走っていただきました。

サイクリングコース
パロマ瑞穂スタジアム(午前8時15分)→ 塩付街道 → みや道 → 飯田街道 → 稲置街道 → ふれあい橋 → エアフロントオアシス(春日井)→ エアフロントオアシス(小牧)→ 航空館Boon → あいち航空ミュージアム → エアポートウォーク名古屋 → <折り返し・往路と同じ> → パロマ瑞穂スタジアム・解散(午後3時)
距離:47km、標高差:15m
所要時間:6時間45分
使用自転車:cannondale Jekyll

参加者の声
<かむひあ~さん>
 今や裏道と化した、塩付街道・飯田街道・稲置街道(途中、久國寺岡本太郎作の鐘見学)をめぐってのライドありがとうございました。ヒコーキオタクの自分としては、チョットした発見があって楽しかったです。

<高浜の石川さん>
 今回は天気も良く快適な走行でした。前から行ってみたかったあいち航空ミュージアムにも行けてよかったです。かむひあ~さんの解説、ありがとうございました。
 解散後、笠寺観音にお参りし、カトーサイクルにもいって打ち上げの時に頂いた金券を使ってきました。


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