2019年10月24日

797 探訪あいち・駄知旧車館と東濃鉄道笠原線跡

■2019年10月6日(日) 晴

 本日は、ツール・ド・あいちが岐阜で開催されています。本来なら、ツール・ド・あいちの開催日に探訪あいちを企画することはないのですが、今回のメインスポットである駄知旧車館の今月の開館日が10月6日の一日だけだからです。

 参加者は少ないと思っていましたが、7人も集まっていただきました。

 日本一暑い町、多治見駅前を出発。
 美濃焼きの集積地として古より繁栄してきた土地柄、沿道には窯元や陶磁器会社が多く見られます。
 県道66号線を道なりに進みますが、アップダウンとカーブが多く、プチグランフォンドのようなサイクリングです。

 土岐市総合公園で少し時間調整し、駄知町内へ。現在は合併して土岐市の一部となっていますが、美濃焼の産地で丼の生産が盛んで、町内には道の駅どんぶり会館があります。

 かつて土岐市駅から東駄知駅までを結んでいた東濃鉄道駄知線跡は、遊歩道となっています。
 駄知線の開業は大正時代の1922年。
 1972(昭和47)年7月の集中豪雨で土岐川にかかる橋梁が流失し、駄知線は全線運休となりました。莫大な復旧費用を要することと、モータリゼーションの影響を受けて、1974(昭和49)年10月に全線廃止となりました。

 開館時間の10時に到着。
 全員が一人ずつ受付名簿に記帳し、入館。

 駄知旧車館は、土岐市で自動車販売・整備業を営む株式会社中根モータースが、運営する旧車のミュージアムです。
 製陶会社の元倉庫を改修した展示館の中には、昭和20年代から平成初期までの、軽自動車から高級国産車、庶民の高嶺の花であった高級輸入車まで約50台を展示されています。
 これらは下取りや寄贈された車を、社員の手でレストアしたものです。

 中根モータースの会長さん(元社長さん)が展示車の1台1台について説明をしてくれました。
 ダイハツの軽乗用車「フェローマックス2ドアハードトップ」やマツダ(当時は東洋工業)の軽バン「ポーター」などは、存在自体が珍しく、50年経てばポルシェより高くなっていると思うと話されていました。

 ダイハツのオート三輪トラックは、木材業者さんから寄贈されたもので、前輪のサスペンションを覆うゴムカバーは、純正部品だと強調されていました。
 ボンネットに付けられたヘッドマークには、「ダイハツ」の文字の下に大阪城が描かれています。社名の由来である“大阪の発動機”をそのまま表したインパクトのあるエンブレムです。

 展示車に目が行きがちですが、壁に掛けられている絵画も素適です。
 駄知鉄道の踏切手前で止まっているダイハツ・ミゼットと人々を描いた作品や、田んぼのあぜ道に駐車しているミゼットを描いた作品などは、『オールウェイズ 三丁目の夕日』の世界を彷彿とさせてくれます。

 館内には名古屋市の佐藤さんから寄贈された「モーターファン」や「モーターマガジン」などの自動車雑誌も多数展示されています。この佐藤さんはサイクリストのようで、LOOKのロードバイクとともにサイクルジャージ姿の写真が提示されていました。

 会長さんから、「コーヒー、飲んで生きなさい」と応接室のソファーに案内されました。
 会長の奥さんから、「インスタントじゃないですよ。松屋のコーヒーですよ」と、一人一人に受け皿付きのカップに入ったコーヒーをいただきました。御菓子もいただき、無料で見学させてもらった上に飲み物までいただいて恐縮です。

 熱田のワカさんによると、金沢にもっと大きな自動車の博物館があるそうです。
 調べてみると、石川県小松市にある日本自動車博物館がそれでした。約500台の車が展示されているそうで、機会があれば訪れてみたいと思います。

 旧車館を後にし、県道69号線を北上、浅野交差点を左折し、直進すると、昼食場所の中華そば「こじまや」です。
 皆さん、中華そばとのセットメニュー(からマヨ丼、唐揚げとご飯、チャーシュー丼、920円)を選択。私は下見のときに唐揚げを食べたのでチャーシュー丼にしました。消費税増税で20円値上がりしていました。

 再び多治見駅に戻り、東濃鉄道笠原線跡を走ります。

 笠原線は、かつて国鉄中央線の多治見駅から土岐郡笠原町(現・多治見市)の笠原駅まで4.6kmを結んでいた鉄道路線でした。沿線の主産業である陶磁器原料や製品を運搬する目的で敷設されました。通勤・通学の利用も多かったのですが、モータリゼーションの煽りを受けて1971(昭和46)年に旅客営業が休止され、それ以降は貨物専用鉄道として残りましたが、1978(昭和53)年10月に廃止となりました。

 廃止後の跡地は『陶彩の径』の名称で歩行者自転車専用道として整備されました。
 往復しても8kmとサイクリングには短い距離ですが、100mごとに距離表示があり、本多治見駅、市之倉口駅、下滝呂駅、滝呂駅、笠原駅と、それぞれの駅の跡には説明看板が設置されています。
 本多治見駅跡から市之倉口駅跡の間には桜並木もあり、春にはお花見に良い場所になります。

 笠原駅跡は現在、東濃鉄道のバス車庫となっています。
 ここで折り返し、多治見駅前で本日の探訪は終了です。
 参加された皆さん、スムーズな運営にご協力いただき、ありがとうございました。

サイクリングコース
JR多治見駅前(午前8時45分)⇒ 県道66号線 ⇒ 土岐市総合公園 ⇒ 駄知旧車館〔見学〕 ⇒ 県道69号線 ⇒ 〔昼食・中華そば「こじまや」〕⇒国道19号線 ⇒ 陶彩の径(東濃鉄道笠原線跡)・往復 ⇒ JR多治見駅前・解散(午後1時45分)
距離:37km、高低差:401m
所要時間:5時間

使用自転車:ブルーノ B-ant
走行距離:61.3km
(累計距離12,457km)
走行時間:3時間38分

参加者
青いカタバミさん、アロンさん、アロンさんの友人、熱田のワカさん、G-conさん、つくさん、幹事 計7人

参加者の声
<アロンさん>
天気も良く気持ち良く走れました。
楽しかったです。
ありがとうこざいました。

<青いカタバミさん>
アップ・ダウンでハードな道のりもありましたが、快晴で湿気もなくいいライド日寄りでした。駄知旧車館は圧巻でした。
懐かしい車ばかり。
もっと車の知識があったらもっと楽しめたでしょう。

<G-conさん>
幹事さん、参加された皆さん、お疲れさまでした。
天気もよく、サイクリング日和でした。
駄知旧車館では、会長みずからの展示してある名車の説明があり、楽しめました。


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